仙台・一番町サンシャインビル 書店、ボウリング場再開へ

東日本大震災で被災した仙台市青葉区一番町4丁目のサンシャインビルの修復工事が11月中旬にも終わり、テナントの書店やボウリング場が営業を再開する見通しとなった。仙台市中心部の買い物客とレジャーの利便性が向上しそうだ。
 ビルは地上6階、地下1階。震災後に閉鎖され、全てのテナントが営業休止となっていた。このうち1階の書店チェーンあゆみブックス(東京)の仙台一番町店は11月中旬にも、4、5階のボウリング場、ボウルサンシャイン仙台店は12月上旬にそれぞれ再開する。
 書店は2010年12月に開店し、3カ月で震災に見舞われた。売り場面積は約630平方メートル。10月下旬に内装工事を始める予定。再開後も震災前と同様に12万冊以上をそろえ、カフェも併設する。
 あゆみブックスは「お客さまから『再開しないのか』との多くの声が寄せられていた。『お待たせしました』という思いだ」としている。
 ボウリング場は9日に内装工事が始まった。延べ床面積は2300平方メートル、24レーンで震災前と変わらない。開業は1983年で市民に親しまれてきた。
 運営するアイ・ケイ・エス(仙台市宮城野区)は「リニューアルをチャンスととらえ、ボウリングをしていなかったお客さまにも楽しんでもらいたい」と話している。
 ビルの修復工事は7月末に始まった。他のテナントの営業再開時期などは未定。

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