東北6県227市町村の魅力を発信するカフェレストラン「Route 227s’ Cafe TOHOKU(ルート ニーニーナナ カフェ トウホク)」(仙台市青葉区国分町3、TEL 022-796-9770)が8月3日、勾当台公園内にオープンした。
仙台市が民間企業と共同で昨年3月から今年1月まで展開していた東北の情報発信拠点施設「LIVE+RALLY PARK.(ライブラリーパーク)」の後継施設。東北全体の交流人口の拡大や活性化、公園のにぎわい創出を図ることを目的とする。 [広告]
市内を中心に約20の飲食店を展開するハミングバード・インターナショナル(本町2)とイベント企画・運営を手掛けるユーメディア(若林区土樋)で構成される共同事業体「東北の魅力創出コンソーシアム」が、市から事業委託を受けて運営する。
ハミングバード・インターナショナルの青木聡志社長は「店名のRouteはルーツとルートを掛け合わせた言葉。東北227の自治体一つ一つの魅力的な人々や食材、観光施設といった魅力再発見のきっかけになるような店づくりを目指したい」と意気込む。
市が運営していた園芸相談所「グリーンハウス勾当台」の建物を改修した店舗に、木製オープンデッキを隣接する。店舗面積は店内=115平方メートル(うち客席は約82平方メートル)、テラス=67平方メートル。席数は店内47席、テラス36席。
郡和子市長は「オープンデッキという開放感のある空間の中で飲食を楽しんでいただくという姿が定禅寺通りの新しい魅力として定着していけば。ここを訪れた皆さんに東北の豊かでおいしい食材を堪能していただき、東北の良さを知っていただき、それぞれの地域に足を運んでほしい」と期待を寄せる。
店では各市町村の食材を活用したメニューを提供する。ディナータイムの主なフードは、「227s’ Cafe前菜プレート」(1,380円)、「横手市いぶりがっこのポテトサラダ」(480円)、「登米市にんにく豚のポークテリーヌ」(680円)、「浅じめ青魚の炙(あぶ)りとくろべえ茄子(なす)キャビア」(730円)、「東北新鮮野菜のサラダ」(980円)、「サバとオリーブ、男鹿しょっつるブッタネスカ」(1,080円)、「いくらとシラスとカラスミの黄金ペペロンチーノ」(1,280円)、「舟形マッシュルームとベーコンとトリュフのBLACKピッツァ」(1,380円)など。
ドリンクは、ワイン、ビール、日本酒、ハイボール、リキュール、コーヒー、紅茶などを提供。東北6県をイメージしたカクテル「銀のねぶたリンゴサワー」「神田ブドウ園のマスカットサワー」「秋田美人トニック(刈穂、カシス、トニック)」「山形代表 ら・ふらんすドッグ」「桃の恵みブロッサム」「仙台秋保のキティ」(以上580円)も用意する(価格は全て税別)。
営業時間は、ランチタイム=11時~14時、カフェタイム=14時~17時、ディナータイム=17時~23時(テラス席は21時まで)。