仙台・宮城DC おもてなし大作戦 むすび丸がお出迎え

仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会は21日、4~6月の仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)を控え、宮城県を訪れる団体客らを笑顔で迎える「おもてなし大作戦」を始めた。県の県観光PRキャラクター「むすび丸」らが仙台空港で、大阪からの修学旅行生を出迎えた。
 大作戦は同空港やJR仙台駅で、50人以上の団体客の来県を歓迎する取り組み。最初の来客は大阪電気通信大高の電子工業科2年生約240人と教職員で、午前11時10分に空港に到着した。
 むすび丸と推進協の関係者ら8人が国内線到着ロビーで「ようこそ仙台・宮城へ」と染めた横断幕を掲げた。
 生徒たちは4泊5日で岩手県内のスキー場を訪れる予定。最終日には石巻市や松島町で東日本大震災からの復興状況を視察する。2年生浦和希さん(17)は「突然でびっくりしたけれどうれしい。修学旅行では被災地の状況も見てみたい」と話した。同じ時間帯に到着した乗客の中には、むすび丸と記念撮影をする人もいて人気は上々だった。
 推進協は「DC期間中は旅行代理店などと連絡を取り、週2回は出迎えを行いたい。簡単なプレゼントも用意しDCを盛り上げたい」と張り切る。
 大作戦ではほかに、そろいの缶バッジを県民ら10万人に着用してもらい、歓迎機運を高める活動も展開している。

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