仙台・旧NHK放送会館跡地にマンション 住友不動産が取得

2018年に移転した仙台市青葉区錦町1丁目の旧NHK仙台放送会館跡地を、住友不動産(東京)がマンション用地として取得したことが21日、同社への取材で分かった。
 2月に実施された一般競争入札で落札した。5184平方メートルの土地と建物を約42億1000万円で取得。登記簿によると、4月24日に売買が成立した。
 同社の担当者は「官公庁が近く落ち着いた環境で、非常に需要が高いエリアだ」と評価する。6月に建物の解体工事に着手し、来年1月末に終える予定。マンション着工は22年以降とし、販売時期は未定という。
 同社は北に約600メートル離れた青葉区上杉2丁目の勝山スケート場・ボウリング場跡地と、北六番丁通を挟んだ東北大農学部雨宮キャンパス跡地でも大型マンションの開発を手掛けている。担当者は「仙台は重要なマーケット。需要が見込める都心での開発を進める」と話す。
 NHKは築50年以上が経過した旧会館の老朽化に伴い、新会館を青葉区本町2丁目に移転新築し、18年2月に開館した。

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