仙台・春日町の個性的な話題伝えます 地元の法人がポッドキャスト番組

仙台市青葉区春日町エリアの魅力を伝えようと、町内に事務所を構える一般社団法人グラニーリデトが、インターネットで音声を配信するポッドキャスト番組「春日町RADIO STATION(ラジオステーション)」を始めた。毎回、住民らをゲストに招いて地元の歴史や魅力を語ってもらい、地域ならではの個性的な話題を掘り起こす。

1時間番組、月1回配信

 音声は、法人が入居するシェアオフィスで収録し、1時間の番組として編集。6月からおおむね月1回、音楽アプリ「Spotify(スポティファイ)」などで配信する。

 代表理事の桃生和成さん(42)が聞き手になり、地域の理容店や生花店の経営者らに店のことや、地域にまつわる思い出などについて話してもらう形式。7月31日にあった3回目の収録では、古いビルのリノベーションなどを手がける建築業エコラの社員が出演した。

 ポッドキャストは、ネットで音声を配信するためスポンサーが不要で、収録や放送時間などの自由度が高い。配信を始めた理由について桃生さんは「既存のラジオ局と個人のネット配信の間の『半公共』の立場で、限られた個性的な情報を発信できたら面白い」と説明。「春日町は新旧の店舗などが入り交じる興味深い地域。さまざまな面から魅力を発信したい」と話す。

 声だけの出演というハードルの低さにより、参加してもらいやすい面もあるとう。人選などを担う法人メンバーの三品政人さん(35)は「代々春日町で生活している人や、勤めに来ている人、外部から新たに商店主になった人、全くの地域外の人という四つの視点でゲストの人選を進めている」と語る。

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