仙台・榴岡桜まつり中止 白石こけしコンクールも

仙台市の榴岡公園お花見協賛会は19日、新型コロナウイルスの感染拡大が終息する見通しが立たないとして、4月1日から5月上旬に宮城野区の榴岡公園で開催する予定だった桜まつりを中止すると発表した。
 榴岡公園は藩制時代から桜の名所として知られ、現在は19種類365本の桜がある。桜まつり期間中は露店が並び、毎年十数万人の来場者でにぎわう。
 白石市は、5月3~5日に開催を予定していた「第62回全日本こけしコンクール」の中止を決めた。各地の工人が出品する国内最大規模のこけしの祭典で、中止は東日本大震災が起きた2011年以来、2度目。
 事務局の市商工観光課の担当者は「工人や愛好家ら多岐にわたる関係者の行動に影響するため、早めに判断した。事態収束が早ければ、代替行事の開催を検討したい」と話した。
 昨年は伝統、新型、創作など5部門に延べ153人から740点の出品があり、約2万8000人の来場者でにぎわった。最高賞として内閣総理大臣賞が贈られる。

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