仙台市民にとって最も身近な山である泉区の泉ケ岳(1175メートル)で20日、山開きがあった。晴天に恵まれ、登山者が自然を満喫しながら頂上を目指した。
登山者は少し冷たい風に吹かれながら思い思いのペースで歩を進めた。登山道の一つ「水神コース」では、コーヒーを入れて楽しむグループの姿もあった。山頂近くの「さいの河原」からは、雪が残る船形連峰が望め、雄大な景色に感動する登山者の声が聞かれた。
泉ケ岳にはニリンソウやキクザキイチゲなど50種類以上の山野草が自生しており、20日はカタクリやショウジョウバカマの花が咲いていた。
本格的な登山シーズンに入った泉ケ岳。来月になると、シラネアオイやサンカヨウも開花の時期を迎え、にぎやかさを増す。