仙台・荒浜の集落営農組合が法人化

東日本大震災で津波被害があった仙台市若林区荒浜地区の農家でつくる農事組合法人「せんだいあらはま」の設立総会が21日、同区の仙台農協七郷支店であった。各戸から農地を借り受け、一括して耕作を請け負う。地域の財産である農地の保全管理と雇用創出を目指す。
 総会には地元農家ら約50人が出席。設立母体となる荒浜集落営農組合が事業や資金に関する計画を説明し、組合員の承認を受けた。法人の代表理事に集落営農組合の佐藤善一代表を選任した。来年1月中旬に法人登記を申請する。
 新年度の事業計画案では、水田約45ヘクタールにひとめぼれとまなむすめの2品種を作付けする。畑作はミニトマトのハウス栽培を中心に展開する。
 組合はことし3月に法人化を決議。仙台農協の協力で研修会を開くなど法人化に向けた準備を進めてきた。

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