仙台二華中 新型肺炎で台湾の修学旅行中止

新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の患者が各地で増加していることを受け、宮城県立の仙台二華中(仙台市若林区)が、修学旅行の行き先を台湾から金沢市に変更したことが17日、分かった。他にも県立高2校で研修旅行を延期するなどの影響が出ている。
 県教委によると、仙台二華中は18~22日、3年生105人と引率教員6人が4泊5日の日程で台北市を訪れ、現地の中学生らと交流する予定だった。新型肺炎の感染拡大を踏まえ、日程を1日短縮し、21日までの3泊4日で金沢市を訪れる。10日に保護者会を開き、行き先変更を決定した。
 宮城野高(宮城野区)は3月19~24日、1~2年の希望者30人と教員4人がマレーシアのクアラルンプールに語学研修に行く予定だったが、8月中旬まで延期することを決めた。
 仙台東高(若林区)は3月10~20日、1~2年の希望者23人と教員2人がニュージーランドのロトルア市で研修旅行を予定。香港を経由して向かう予定だったが、直行便に変更する。
 県教委高校教育課の担当者は「生徒へ与える健康面の影響を考慮し、安心安全を確保するために各校で判断した」と話した。

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