仙台の冬の風物詩「SENDAI光のページェント」(実行委員会主催)が9日、仙台市青葉区の定禅寺通で開幕する。37回目の今年は25日までの期間中、125本のケヤキが約47万個の発光ダイオード(LED)電球で彩られる。ページェントを背景に撮影できる展望デッキを初めて設置する。実行委は期間中、約200万人の人出を見込む。
点灯会場は仙台三越前-せんだいメディアテーク西側交差点までの約500メートル。新型コロナウイルス流行前の2019年より約100メートル規模を縮小した。
展望デッキは高さ1・8メートルで晩翠通交差点西側に設置し、ページェントを背景に撮影ができる。中央緑道には3人用ベンチを10台ほど増設する。勾当台公園市民広場では3年ぶりにイベントを開催する。
初日の点灯式やパレードは感染対策のため、3年連続で中止する。
点灯時間は平日午後7~10時、土日午後6~10時。循環観光バス「るーぷる仙台」は土日の午後5時50分~6時40分に点灯会場を周遊する「光のページェント号」を4便特別運行する。市交通局は期間中、定禅寺通などを通る市バスの経路や停留所の位置を一部変更する。詳細は交通局ホームページに掲載している。