東日本リサーチセンター(仙台市)が同社モニターの仙台市民1000人を対象に行った調査によると、ことしの仙台初売りに「行った」と答えた人が2002年の調査開始以来最低の33.0%となった。3年連続の減少で、前年を3.1ポイント下回った。
調査開始当初は「行った」が45%を超えていたが、05年以降は40%前後で推移していた。
ことしの仙台初売りは盛況だったとされるが、同社は「仙台市外などから買い物に来る人が多く、市民の中では伝統的イベントへの関心が薄れる傾向にあるのではないか」と分析する。
初売りに同伴した人は「家族」が66.7%でトップ、次いで「1人で」が23.9%。使った金額の平均は2万8816円で、2年ぶりに3万円を下回った。
一方、昨年末にお歳暮を「贈った」家庭は49.4%で例年並み。お歳暮を購入した店は、デパート(34.0%)が1位と8年ぶりに大型スーパー(33.0%)を抑え、購入先を選ぶ理由では「配送料が無料」(37.7%)が最も多かった。
「もらってうれしいお歳暮」は、ビールが商品券を抜き初の1位。プレミアムビールなどのちょっとしたぜいたくが支持されたとみられる。
調査は1月、仙台市内在住の同社モニター1000人に調査票を配布、回収して実施した。回収率100%。