仙台北法人会、職域接種始める 中小企業1800社対象

仙台、富谷両市や黒川郡の中小企業でつくる仙台北法人会は3日、会員企業の社員らを対象にした新型コロナワクチンの職域接種を始めた。仙台市青葉区の「斎苑別館」を会場に、初日は750人が接種した。
 会員企業単独で国が定める接種者1000人の基準などをクリアするのが難しいため、法人会として申請した。若林区で建築会社を経営する遠藤雅人さん(42)は「お客さまへの安全を考え、話を聞いて接種を即答した。こういう機会は助かる」と語った。
 対象は約1800社の会員企業の社員や家族、取引先企業の社員で、1社当たり1日最大20人、期間中は最大100人の制限を設けた。18日までの土日に、200社以上の4500人が1回目の接種を終える予定。
 自社施設を会場として提供した法人会の菅原裕典会長(清月記社長)は「会員企業は小規模な事業所が多く、特に若い人に接種を終えてもらいたい。企業から多くの感謝の声もある」と話した。

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