仙台商議所 鎌田新会頭が就任 副会頭2氏交代

仙台商工会議所は1日の臨時議員総会で、任期満了で退任した丸森仲吾氏(77)=七十七銀行相談役=の後任会頭に、七十七銀行会長の鎌田宏氏(69)を選任した。任期は3年。
 鎌田氏は宮城県商工会議所連合会会長、東北6県商工会議所連合会会長、日本商工会議所副会頭にも同日付で就任した。
 第24代会頭に就任した鎌田氏は会見で「丸森前会頭の路線を踏襲しつつ、徐々にわたしの考えも加えていく。企業にとって役立つ、頼りにされる商工会議所を目指す」と抱負を述べた。
 主な課題に、2015年度の仙台市地下鉄東西線開業へ向けた沿線のまちづくり、仙台初売りなど伝統の継承、プロスポーツを生かした都市活力の増進―などを挙げた。
 役員人事では、副会頭5氏のうち、東北発電工業相談役の佐藤晃郎(79)、仙台ビルディング会長の田畑精治(75)の2氏が退任。新たに東北発電工業相談役の岡田健治(73)、仙台ビルディング社長の渡辺静吉(62)の2氏の選任を承認した。
 鎌田氏は仙台市出身。慶大卒。1965年七十七銀行に入り、専務、副頭取を経て2005年から頭取を務め、今年6月会長に就いた。
<岡田 健治氏(おかだ・けんじ)>富山大卒。59年東北電力入社。常務などを経て97年副社長。03年東北発電工業社長。会長を経て08年6月から相談役。73歳。富山県出身。
<渡辺 静吉氏(わたなべ・せいきち)東北学院大卒。70年七十七銀行入行。常務などを経て05年専務。06年6月仙台ビルディング顧問。同年9月から社長。62歳。仙台市出身。

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