仙台国際ハーフマラソン 第30回大会中止

新型コロナウイルスの感染拡大のため、仙台市で5月10日に開催予定だった第30回仙台国際ハーフマラソン大会(仙台市、宮城陸上競技協会、東北放送、河北新報社など主催)が中止となることが31日、分かった。中止は東日本大震災が発生した2011年以来。1日に正式発表する。
 定禅寺通ファンランなど特別企画を盛り込んだ記念大会だったこともあり、来年5月に関連事業を持ち越して改めて第30回大会として開催する見通し。今年の参加者への対応は今後、詳細を決定する。
 大会には毎年、全国から1万人以上が参加する。新緑の杜の都を舞台に、ランナーと沿道で応援する市民らでにぎわう春の一大イベントになっている。
 市内では青葉区の英国風パブ利用客5人の感染が確認されるなど、感染拡大への懸念が高まっている。郡和子市長は3月17日の記者会見で「開催したい気持ちは強く、状況をぎりぎりまでみる」との考えを示していた。
 市内では、5月16、17の両日に開催予定だった「第36回仙台・青葉まつり」(まつり協賛会主催)も中止の見通しとなっている。

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