最大で震度5強だった仙台市青葉区の高台にある仙台城跡で、伊達政宗の騎馬像が少し傾き、馬の後ろ脚に亀裂のようなものが生じているのが17日、確認された。石垣の一部も崩落、大きな石や土砂が柵をなぎ倒して道路に流入した。付近は規制線が張られ、通行止めとなった。
東日本大震災の際も石垣が3カ所、計約60メートルにわたって崩れた。昨年2月に宮城、福島両県で震度6強を観測した地震でも石垣がずれている。
仙台城は初代仙台藩主の政宗が築いた。「青葉城」の名でも知られる観光名所。市は騎馬像が倒れる懸念もあるとして、周りを柵で囲んで安全を図る。