仙台大規模会場の接種対象 宮城県、7月7日から全県民に

宮城県は21日、東北大や仙台市とJR仙台駅東口のヨドバシカメラ仙台第2ビル(仙台市宮城野区)に設置した新型コロナウイルスワクチン大規模会場での接種対象者を7月7日以降、全県民に拡大すると発表した。接種回数を1日最大3000回に増強し、接種の加速化を図る。
 現在は仙台市内外の高齢者、医療従事者らが対象。7月7日以降、各市町村が配布する接種券を持参し、自身で来場できれば接種を受けられる。モデルナ製のワクチンで18歳以上が対象。
 6月28日から予約を受け付ける予定。当面は電話予約のみで、準備が整い次第、インターネット予約も始める。詳細は後日発表する。
 仙台市分は6月27日まで、市予約サイトで7月18日接種分までの予約が可能なことを考慮し、他市町村向けの予約枠を確保しておくという。6月28日から、予約方法は県に一本化する。
 大規模会場では東北大の学生らを対象にした大学接種が21日に始まった。接種室を17室に増設したほか、レイアウトの変更で動線を短くするなど工夫した結果、1日最大3000回(大学接種の500回含む)の接種が可能になった。
 村井嘉浩知事は21日の定例記者会見で「一人でも多くの人に、一日でも早く、接種してもらうことが重要だ」と述べた。

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