仙台市 観光客回復へ対策強化 過去最大の宿泊者数を目標

新型コロナの影響で落ち込んだ観光客数を回復させるため、仙台市は、宿泊者数を来年までに過去最大の650万人とする目標を掲げ、インバウンド対策の強化などに部局横断で取り組むことになりました。

17日に開かれた仙台市の観光戦略を話し合う会議で、郡市長は、今年度を観光客を回復させる「観光再生元年」と位置づけたうえで、「部局を横断して、観光客を増やすアイデアを出して欲しい」と職員に呼びかけました。
仙台市の令和元年の宿泊者数はのべ624万人だったのが、コロナ禍で令和2年にはのべ356万人に落ち込み、その後、回復したものの、昨年・令和4年はのべ476万人と令和元年に比べておよそ8割にとどまっています。
仙台市は、来年の令和6年までに過去最大となる650万人泊を達成することを目標に掲げ、インバウンド対策の強化や新しい観光資源の掘り起こしなどに取り組むことになりました。
具体的には、台湾やタイで、仙台や東北への観光を呼びかけるプロモーションを強化するのをはじめ、仙台にゆかりのアニメやマンガを新たな観光資源として活用したり、国の観光需要の喚起策「全国旅行支援」が終了したあとも、仙台市独自で宿泊促進キャンペーンを展開したりするということです。
郡市長は「仙台にはさまざまな魅力があるので、地域のブランド化を進めていきながら、目標達成に向けて全庁あげて取り組んでいきたい」と話しています。

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