仙台市は13日、市立小中高校と中等教育学校の授業再開を5月7日に再延期すると発表した。始業式は予定通り4月15日(一部は16日)に実施する。入学式も小学校と高校は15日、中学校と中等教育学校は16日にそれぞれ行う。
外国語指導助手(ALT)の感染が判明した仙台高(青葉区)と六郷中(若林区)、児童4人の感染が確認された向陽台小(泉区)は臨時休校を継続し、始業式や入学式も延期する。
臨時休校中、学校給食は休止し、部活動は実施しない。家庭学習用の教材プリントを児童生徒に配布。週1回程度の臨時登校日を各校で設定し、家庭学習の確認や健康観察などをする。
始業式は校内放送を活用するなどし、入学式に出席する保護者の人数制限も学校ごとに検討する。8日に再開した鶴谷特別支援学校(宮城野区)、9日に始まったあきう幼稚園(太白区)は臨時休校にしない。感染リスク回避のため登校しない場合は欠席ではなく、出席停止とする。
郡和子市長は市議会災害対策会議で、再延期の理由に関し「市内で初めて小学生の感染が確認され、全市的な対応が必要だ」などと説明。始業式と入学式の予定通り実施は「学級担任との関係づくりや学級づくりの面で必要」と語った。