仙台市、業務のデジタル化推進へ NTT東社員を専門官に登用

 仙台市は庁内業務のデジタル化を強化するため、デジタル戦略推進部に新設する「デジタル推進専門官」に、NTT東日本宮城事業部(若林区)第2ビジネスイノベーション部担当課長の鶴本圭介氏(41)を登用した。任期は1日から2024年3月末まで。

 鶴本氏は05年に入社し、自治体に対するデジタルトランスフォーメーション(DX)や地方創生の施策提案を担ってきた。専門官は常勤で、市職員への聞き取りを通じて課題を見つけ、助言、提案する。市とNTT東の包括連携協定に基づく人事となる。

 8日に市役所で辞令交付式があり、郡和子市長は「市のデジタル化が迅速に進むよう整備してほしい」と期待した。鶴本氏は「行政サービスは誰一人取り残さないことが大事。専門的な知識を生かし、職員と住民の利便性向上に全力を尽くしたい」と抱負を語った。

タイトルとURLをコピーしました