仙台市、津波避難施設にマンション3棟を指定

仙台市は、県が2022年5月に公表した最大級の津波浸水想定で新たに浸水域に含まれた地域の津波避難施設として、宮城野区の高砂、福室の民間賃貸マンション3棟を指定した。津波避難施設は新想定公表後に3棟を含む11カ所を追加し、計29カ所となった。

 3棟は鉄筋4~5階で、JR仙石線陸前高砂駅の南側約700メートル圏内にある。浸水深は1・3~1・9メートルと想定され、3メートルを超える大津波警報発令時、2階以上の廊下や階段といった共用部で最大計358人を受け入れられる。

 市は津波襲来時、45分以内の浸水想定域外への避難を呼びかけるが、難しい場合は津波避難施設、避難階段、避難の丘の利用を推奨する。

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