仙台市、音楽ホール建設を検討

仙台市議会9月定例会は11日、代表質疑を行った。東日本大震災からの復興のシンボルとして新設を望む声が出ている音楽専用ホールについて、市は2015年度を最終年度とする復興計画期間後の建設を検討する姿勢を示した。
 渡辺晃市民局長は「被災者の生活再建が最優先だが、復興後のまちづくりを展望すれば都市活性化や交流人口拡大に音楽ホールは必要」と述べ、建設手法などを具体的に探る考えを明らかにした。
 太白区あすと長町に11月1日移転開業する市立病院をめぐっては、遠藤一靖病院事業管理者が常勤の精神科医を確保できていない現状を報告。精神科病床が開業時から稼働するのは、事実上不可能になったとの見通しを示した。精神と身体両方の疾患を併発した身体合併症患者の救急医療に関しては「応援の非常勤医師や院内各科の連携で対応する」と答弁した。
 赤間次彦(自民党・仙台)、加藤健一(市民フォーラム仙台)、鈴木勇治(自民党復興仙台)の3氏が質問した。

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