仙台市が子ども食堂に助成 運営団体に最高20万円

仙台市は29日、生活困窮家庭などの子どもに食事を提供する「子ども食堂」の運営団体への助成制度を創設したと発表した。7月2日から申請を受け付ける。助成額は事業費の5分の4以内で運営団体は20万円、新設は10万円が上限。調理器具や食材の購入費、会場の賃料に充てることができる。
市内で子ども食堂を運営するか、新たに始める団体が対象。1回当たりの食事提供が5人以上、2カ月に1回以上の開催で、食事以外に学習支援や遊び体験をしていることが必要。
市子供家庭支援課によると、市内では22団体が子ども食堂を運営する。郡和子市長は29日の記者会見で「子どもたちにとって信頼できる大人に見守られて安心して過ごせる場所。地域全体で応援する」と述べた。
申請書の提出先は市社会福祉協議会の各区・支部事務所。締め切りは7月20日。6月25日に青葉区五橋2丁目の市福祉プラザで説明会を開く。
県内では塩釜市と柴田町が2017年度に子ども食堂への助成を開始。大河原町は18年度に制度を設けた。

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