アプリによるアルバイト仲介サービスを展開する「タイミー」(東京)と仙台市、仙台観光国際協会の3者は14日、宿泊業界の人手不足解消を目指す連携協定を結んだ。市内の宿泊事業者が繁忙期に「スポットワーカー」と呼ばれる単発、短時間の働き手を確保できるよう支援する。
協定に基づき、タイミーは宿泊事業者を対象にセミナーを開き、効率的な人材募集の要点を伝える。スポットワーカー向けにホテルや旅館で働くマナーの研修も行う。市は協会を通じ、事業者に仲介サービス利用料を最大10万円補助する。
締結式が市役所であり、タイミーの石橋孝宜(たかのり)執行役員スポットワーク研究所長、市の柳津英敬文化観光局長、協会の結城由夫理事長が協定書を交わした。石橋氏は「1日数時間なら働ける主婦やシニアらの力を呼び覚ましたい」と話した。