仙台市は6月1日、若年層の一戸建てへの住み替えを後押しする支援事業の申請受け付けを始める。住宅を取得した世帯に最大25万円を助成する。前後期2回に分けて募集し、応募多数の場合は抽選を行う。
対象は4月1日時点で、夫婦共に39歳以下の世帯と小学生以下の子どもがいる世帯。応募は(1)2022年4月以降の売買、工事請負契約締結(2)応募時点の居住実績(3)市の立地適正化計画に定める居住誘導区域への立地-を条件にしている。新築、中古は問わない。
助成額は20万円が基本。親と同居していたり、子どもが3人以上いたりする場合は5万円を加算する。市のアンケートに応じると、市交通局ICカード乗車券「イクスカ」のポイントかコメ(いずれも1万円相当)が3年間もらえる。
市は若い世代の市内定着を促そうと、22年度に住み替え支援事業を始め、169件に計4000万円を助成。先着順で想定より早いペースで予算額に達したため、本年度も同額の予算を確保し、前後期に各2000万円を配分した。
前期の申請は8月31日まで、後期は10~12月に受け付ける。応募は1回のみ。前期の抽選で外れても後期に申し込めない。
連絡先は住宅政策課022(214)8330。