仙台市は、市中心部の老朽建築物の建て替えを後押しする「都心再構築プロジェクト」に、青葉区国分町3丁目の「仙台第一生命ビル」を追加したと発表した。決定は9月26日付。プロジェクト対象は市内6件目で、勾当台・定禅寺通エリアでは初となる。
1フロア約660平方メートル以上の高機能オフィス整備を条件に、容積率を現ビルの約1・4倍に当たる1000%に緩和する。解体中の土地と、建て替え後1年間の建物にかかる固定資産税の相当額を補助する制度の適用も見据える。
新ビルは地上13階、地下1階。延べ床面積約1万6200平方メートル。2025年に解体を始め、26年着工、28年完成を予定する。「黒ビル」の愛称で親しまれてきた外観は、白を基調に刷新される。