仙台市中心部に情報拠点 商店街連携、案内拡充

仙台市中心部の商店街などが3日、共同の情報発信拠点「仙台なびっく」を同市青葉区一番町4丁目に開設した。12月末までの期間限定。スタッフが常駐し、買い物客への案内機能を担う。
 九つの商店街などによる「仙台市中心部商店街戦略研究会」と地元中小企業の共同企業体が開いた。仙台市の受託事業「中心部商店街活性化プロジェクト」の一環で、東一番丁通に面したビル1階に入った。
 地元店舗の商品を展示するほか、商店街関係者による市民向けのセミナーを開き、身近な商店街を目指す。施設前にはパソコンのように操作できる電子看板を設置し、誰でも店舗情報を検索できるようにした。
 仙台七夕まつり(6~8日)の期間中は英語、韓国語、中国語を通訳できるスタッフを置き、外国人観光客に浴衣も貸し出す。
 プロジェクトはまた、来年3月までに商店街の隠れた名店などを巡るツアーなども行う。
 研究会メンバーで、クリスロード商店街振興組合の鈴木宏宜理事は開所式で「商店街の魅力を高め、仙台、宮城の情報を国内外に発信する場にしたい」と話した。

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