仙台市の衣類修繕業「ビック・ママ」は13日までに、市内の小学校に通う全児童に1人1枚ずつ、計5万3000枚の布マスクを寄贈することを決めた。タイにある提携工場で縫製して空輸し、6月1日に予定されている学校再開に合わせて配布する。
新型コロナウイルスの感染拡大でマスクが品薄になり、同社は3月末から布マスクを1枚300円で販売してきた。寄贈するマスクはこれより一回り小さく、布部分は縦9センチ、横14センチ。マスクに適した布の在庫に限りがあり、内側の布は全て白だが、外側は白、グレー、黄、ピンク、青の5色になる。
守井嘉朗社長(50)は「子を持つ親として学校再開はありがたい半面、感染の不安も残る。少しでも安心して通ってもらえる一助になればと思う」と話す。寄贈の意向を市に伝えており、学校の協力を得ながら最初の登校日に配布することを予定している。
国内外に80店を展開する同社は、2018年にタイに進出。バンコク店で請け負った衣類修繕は、現地に設立した合弁会社の縫製工場が担っている。
個人的な感想として、なぜこれを市長とか教育委員会が始めなかったのかが疑問。管理はするけれど、それ以外は考えられないんだろうな。