仙台市は24日、2015年開業を目指す地下鉄東西線の13駅の名称を正式決定した。駅名検討委員会(委員長・宮原育子宮城大教授)が、2案を併記した「卸町」「おろしまち」駅は漢字表記を選び、ほかの12駅は提言通りの駅名となった。「青葉山」をはじめ4駅は、副駅名を採用した。
「卸町」に決めた理由について、中鉢裕交通事業管理者は「住居表示に用いられ、日常に浸透している漢字がふさわしいという結論になった」と説明した。
13駅のうち、「青葉山」「川内」「国際センター」「連坊」の4駅は、それぞれ「東北大学青葉山キャンパス前」「東北大学川内キャンパス前」「仙台城跡入口」「仙台一高前」の副駅名を、駅名標に表示する。
駅名検討委員会の提言を受けて、市が事前に決めていた仮称から変更したのは「八木山動物公園」「大町西公園」「青葉通一番町」「宮城野通」の4駅だった。市によると、外部委員会が名称を検討したのは、全国の公営地下鉄で初のケースだという。