仙台市地下鉄IC乗車券イクスカ ポイント最高25%

 仙台市地下鉄南北線で12月に利用開始するICカード乗車券「イクスカ」で、乗るたびに付与され、たまった分を運賃の支払いに使えるポイントサービス制度の概要が17日分かった。月間の乗車回数に応じて段階的に付与率を設定し、利用頻度が多いほどポイントがたまる仕組みにした。
 イクスカは改札機などにタッチして使う乗車券。南北線での導入後、2015年の東西線開業時に同線と市バス、宮城交通の路線バスでも使えるようになる。
 ポイントは、乗車1回ごとに運賃にポイント率を掛けて付与する。ポイント率は地下鉄、バスともに同じで表1の通り。当月の乗車10回以内なら5%とし、回数が増えるたびに4ポイントずつ引き上げ、51回以上なら最高の25%とした。
 地下鉄300円区間の場合のポイントのたまり方は表2の通り。月42回(1日2回、週5日程度)利用すると計1446ポイント付与され、翌月以降に1446円分の運賃として使える。この運賃支払いにもポイントが付くため、最終的には1633ポイントとなり、運賃累計の13%を占める。
 地下鉄とバスを60分以内に乗り継いだ場合には、別途30ポイントを加算する。東西線開業時から適用する。
 ポイントは、地下鉄各駅の券売機などで1ポイント1円としてイクスカに入金(チャージ)する。いったん入金すれば無期限でポイントを使える。定期券や敬老乗車証などはポイントサービスの対象外。
 イクスカの導入に伴い、現行の磁気カード乗車券は、東西線開業時に販売を停止し、約1年後に廃止する予定。

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