仙台市議選 公明堅調、共産1増 「みんな」4議席

 55議席に72人が挑んだ仙台市議選は、現職47人のうち41人が引き続き議席を確保し、元議員は4人中3人が当選した。新人は、21人のうち11人が初当選を果たした。女性は前回比3人増の13人で過去最高。政党は民主が2減、自民が2増。共産は1議席を伸ばし、公明は現有議席を守った。社民は1減、初参戦のみんなは4議席を獲得した。
 【青葉区】(定数15)定数が2削減された激戦区。旧宮城町で勢力を拡大した加藤和彦氏が初の首位。3人を公認した民主は現職1人の当選にとどまった。新人は自民の屋代美香氏、社民の樋口典子氏、みんなの早坂敦氏、無所属の加藤健一氏が当選。現職は民主の村上一彦氏、自民の熊谷善夫氏が落選した。
 【宮城野区】(定数10)元議員の渡辺博氏がトップで返り咲きを果たした。新人はみんなの小野寺淳一氏、民主の渡辺敬信氏が初当選。現職は民主の池田友信氏、社民の辻隆一氏が涙をのんだ。
 【若林区】(定数7)9人による少数激戦で世代交代が進んだ。自民新人の菊地崇良氏はトップで当選、共産新人の庄司あかり氏も上位で議席を獲得した。現職は元議長で無所属の岡征男氏が落選した。
 【太白区】(定数12)現職10人が当選を果たした。8期目となる自民の佐々木両道氏が首位。新人では、引退議員の後を継いだ公明の佐藤和子氏が2位で初陣を飾った。みんなの及川英樹氏も初当選。民主現職の横田匡人氏は苦杯をなめた。
 【泉区】(定数11)自民現職で前議長の野田譲氏が首位で5選を果たした。2009年の仙台市長選で落選したみんなの柳橋邦彦氏と、共産の古久保和子氏も上位に食い込んだ。民主の安孫子雅浩氏、小野寺健氏は大幅に得票を減らした。

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