仙台市農業園芸センター優先交渉権者に仙台ターミナルビルほか

仙台市は、東日本大震災で大きな被害を受けた仙台市農業園芸センターの再整備に伴う、民間活力を導入した整備・運営事業者の優先交渉権者を決めた。
優先交渉権者は「収益性の高い農業推進拠点」となる拠点Aエリアが仙台ターミナルビル、「農と触れ合う交流拠点」となる拠点Bエリアが日比谷アメニス・日比谷花壇共同事業体。次点交渉権者は拠点Aエリアがなし、拠点Bエリアが仙台ターミナルビルだった。
今後、10月以降の基本協定書締結、16年度まで施設整備を行い、16年度中のリニューアルオープンを予定している。
今回の募集は、2013年度に民間活力導入へ向け民間事業者を募集、選定したが、14年に優先交渉権者および次点交渉権者から辞退の申し出があり今年2月にあらためて募集を行ったもの。
1988年に開園した同センターは、若林区荒井字切新田地内の10万9988㎡に大温室や管理研修棟などで構成。震災前は農業振興と市民の農業・園芸へ の触れ合いの場となっていたが、東日本大震災により大きな被害を受けた。その復興に向け同じく大きな被害を受けた東部地域の農業再興に資するとともに、市 民と農業との新たな関わり方を視野に入れ再整備を実施する。
今回募集する拠点Aエリア約2万9000㎡の敷地内には、栽培ほ場や栽培温室などが整備されている。拠点Bエリア約6万8000㎡の敷地内には市民農 園、加工棟や食堂棟のほかバラ園などがある。また、共通利用エリアとなる約1万3000㎡内は管理研修棟(RC一部SRC2F延べ1446㎡)や駐車場と なる。

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