仙台市青年文化センターに80席のカフェ 障害者就労支援も取り組む

 仙台市青年文化センター(青葉区)の飲食施設が1日、リニューアルオープンする。全ての人に配慮したインクルーシブ(包括的)社会をコンセプトとしたカフェとなり、障害者の就労支援にも取り組む。
 新たな店名は「Keyaki no Mori CAFE&ARTS」。県産食材を使ったセット料理やパスタ、カレーなどを提供する。店内は木目を生かしたテーブルやカウンターを配置した明るい雰囲気で、約80席を用意した。
 介護・福祉施設経営の東北福祉ビジネス(泉区)が、関連会社から運営を引き継ぐ。市内を中心に飲食店を展開するハミングバード・インターナショナル(青葉区)がメニュー開発や運営面で協力。昨年10月からの大規模改修に伴う全館休館中に準備を進めてきた。
 11月から就労継続支援B型事業を始め、障害者が清掃や食材準備の補助といった作業に加わる。各地の支援団体と連携し、絵画やドライフルーツ、クラフトビールなどを販売する。
 佐藤吉永取締役最高執行責任者(COO)は「多様な皆さんに幅広く利用してもらい、共生社会を実感できるカフェとして地域に根付きたい」と話す。
 開店は午前11時で、10月は午後7時まで。11月以降は午後9時閉店の予定。不定休。テークアウトメニューもある。連絡先は022(343)9141。

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