仙台朝市に冷凍自販機 しゃぶしゃぶに蒸しカキ、スイーツも

仙台市青葉区の仙台朝市で鮮魚販売などを行う「みやぎ水産の日 アンテナショップ仙台朝市店」に、冷凍海産物が買える自動販売機がお目見えした。「朝市の閉店後でも海の幸を買えて便利」と好評だ。

 ショップを運営する合同会社カイタク(若林区)が10月中旬に設置した。24時間営業で、マダイや寒ブリ入りの海鮮しゃぶしゃぶセット(税込み1000円)、県内産の蒸しカキ(同500円)など5種類を販売する。

 太白区のチーズケーキ工房「yuzuki」のスティックチーズケーキ(2本600円)も買える。

 ショップは10月1日にオープン。対面販売が魅力の朝市の雰囲気を保ちながら、午後5時の閉店後や日曜祝日の定休日(第2日曜日を除く)にも仕事帰りの会社員や家族連れにも購入してもらおうと設置。新型コロナウイルス禍で高まる巣ごもり需要も決め手となった。

 1日平均10~20人の利用があり、評判は上々だ。「海産物の自販機は県内初めてだろう」とカイタク社長の山野目真悟さん(34)。物珍しさもあり、自販機の前で写真を撮っていく人もいるという。

 アンテナショップ従業員の三瓶奈津子さん(53)は「自販機の中身を季節によって変え、利用者に何度も足を運んでもらえるよう工夫したい」と話す。

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