米ハワイアン航空は18日、週3往復している仙台-ホノルル線の運航を9月30日で中止すると発表した。2013年6月の就航から、2年3カ月での撤退となる。同社は「定期運航を継続するために必要な乗客数が、今後も見込めないと判断した」と説明している。
仙台発の便は水、金、日曜に札幌を経由してホノルルに到着。ホノルル発は火、木、土曜に仙台経由で札幌に向かっている。
同社は、10月1日以降の航空券を予約、購入済みの乗客に対して、予約の変更、振り替え便を手配するなどして対応する予定。札幌-ホノルルを直接結ぶ定期便は継続する。
宮城県空港臨空地域課は「ホノルル線は東北唯一のハワイ直行路線で、ようやく定着してきたと考えてきただけに、撤退は非常に残念」と話した。
ホノルル線の撤退で、仙台空港発着の国際定期路線は週15往復から12往復に減少する。