仙台空港内にミュージアム 利用客に被災状況紹介

 宮城県名取市は12日、同市の仙台空港ビル内に「震災ミュージアム」を開設した。各地から訪れる空港利用者に、東日本大震災の被災状況を伝えるのが狙い。「観光物産プラザ」を兼ねており、地元の観光PRにも役立てる。
 1階国内線到着ロビー前に開設した。広さは27平方メートル。閖上地区や仙台空港周辺の被災状況を示す大型パネルを展示したほか、市内の震災当時の記録映像などを上映する。観光物産プラザには市内観光や東北6県の主要観光地に関するパンフレットを置く。
 スタッフが常駐し、パネルの説明や被災地見学、観光物産の案内を行う。佐々木一十郎市長は「東北の沿岸部が、復興に向けて全力で取り組んでいる様子を知ってもらいたい」と話した。
 午前8時半~午後9時。無休。

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