仙台空港国際線、10月末再開目標 空港会社、コロナ対策を強化

仙台空港を運営する仙台国際空港(名取市)は26日、新型コロナウイルス禍で運航停止中の国際線について、10月30日の再開を目指すと発表した。利用の回復を見込み、ウイルス対策はさらに強化する。

 国際線出発ロビーに、搭乗手続きが非接触でできるチェックイン機5台を新設。すべての運航会社に対応しており、画面に手を近づけるだけで操作できる。

 感染リスク軽減のため、人が行っていた警備を代行するロボットも2台導入。360度カメラで周囲を監視し、付属の会話機能で案内業務もこなす。掃除ロボットも導入する。

 仙台空港はコロナ禍で2020年3月から台北やソウルなど5路線が休止。政府が10日、1日当たりの入国者数の上限を1万人に引き上げるなど、今後も段階的に制限が緩和されていくのを見越し、冬ダイヤに切り替わる10月末の再開を目標とした。

 岡﨑克彦取締役航空営業部長は、仙台空港で今月26日にあった説明会で「観光客の受け入れを進めている国も増えている。万全な体制で、旅行者を迎え入れたい」と語った。

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