仙台空港(宮城県名取市、岩沼市)と台湾を結ぶ国際定期便が再開される18日、県はパスポートを新規取得した若者が同空港発着のパックツアーなどで海外旅行した際、最大1万円を割り引くキャンペーンを始める。
仙台空港の国際線の利用が初めてで、2020年3月以降にパスポートを取得か更新し、その時点で30歳未満の人が対象。居住地は問わない。
日本旅行業協会(JATA)東北支部の会員35社が企画し、2月28日までに仙台空港を発着する旅行商品の2割、最大1万円を購入時に割り引く。先着200人程度。パスポートの取得費が安い12歳未満の割引額は最大6000円。
県の担当者は「若者は海外に行く人とそうでない人に二分されている。キャンペーンが海外に行くきっかけになり、今後の利用につながれば」と話す。
県によると、仙台空港の国際線利用者は民営化された16年度が22万人。19年度には37万人に増えたが、新型コロナウイルスの影響で20、21年度は国際線が運休し、利用者はいなかった。