仙台空港アクセス鉄道の8月の利用客は前年同月比27.8%増の30万4965人となり、2007年の開業以来最多となったことが30日、宮城県のまとめで分かった。仙台空港の国内線が過去最多の1日61往復となり、空港利用者が増えた。
仙台空港鉄道(名取市)が運営する名取-仙台空港間の3駅の乗降客数を集計した。駅別の内訳は、仙台空港が15万3258人(前年同月比29.4%増)で最多。杜せきのしたが11万4103人(18.2%増)、美田園が3万7604人(58.9%増)で続いた。
杜せきのした駅近くのイオンモール名取特設会場(名取市)で木下大サーカス仙台公演が開かれていることも増加を後押ししたとみられる。
仙台空港の利用者も、8月は30万8737人(速報値)となった。月間利用者の30万人突破は07年11月以来。
県空港臨空地域課の担当者は「鉄道、空港とも利用が好調で喜ばしい。秋の行楽シーズンに向け、さらなる利用促進策を講じたい」と話した。