仙台市は6日、地域の観光振興のかじ取り役として観光庁が設立を促す観光地域づくり法人「地域DMO」に、市の外郭団体で公益財団法人の仙台観光国際協会が登録申請したことを明らかにした。
1月16日付で本登録の前段階に当たる「候補法人」を申請した。今月中に審査結果が出る。登録された場合、4月から担当職員を2人配置するなどして3年以内の本登録を目指す。
本登録には、データに基づく戦略の策定や安定的な運営資金の確保といった要件を満たす必要がある。本登録後は、国の観光関連の各種支援を受けられる。
金子雅・文化観光局長は6日の市議会予算等特別審査委員会で「仙台の観光振興の中核となるべく登録を申請した。市内の魅力あるコンテンツを、国内外の人を引きつけられるよう磨き上げたい」と意気込んだ。
市は改札口のないJR南仙台駅(太白区)西口の利便性向上へ、基礎調査費600万円を新年度当初予算案に盛り込んだ。都市整備局の担当者は「東西自由通路や駅内のホーム間連絡通路を使う方法などの実現可能性、概算費用を出してJR側と比較検討したい」と説明した。
郷古正太郎、内藤良介の両議員らが質問した。