仙台赤十字病院と県立がんセンター統合による「新病院」建設地取得に19.9億円を計上 宮城・名取市

宮城県が主導する4病院再編構想についてです。仙台赤十字病院と県立がんセンターを統合して名取市に整備する新病院に関して、建設地の取得費19億9000万円を含む一般会計補正予算案が名取市議会に提出されました。

名取市 山田司郎市長: 「地権者に購入を申し入れるため、仙台赤十字病院及び宮城県立がんセンターの統合による新病院に供する用地の取得費を新たに措置する」

5日、開会した名取市議会9月議会では、およそ22億2000万円の一般会計補正予算案が提出されました。

このうち19億9000万円が新病院建設予定地の取得費となっています。県が主導する「仙台医療圏4病院再編構想」のうち仙台赤十字病院と県立がんセンターを統合し名取市に整備する新病院は去年、基本合意が締結されています。

一方、東北労災病院と県立精神医療センターを併設して富谷市に移転し、名取市に精神医療センターの分院を置く案については基本合意に至っていません。

名取市に整備する新病院の建設予定地はNTT東日本が所有する植松地区のおよそ4.8ヘクタールの土地で2028年度内の開院が見込まれています。

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