仙台駅東口・商業施設、エスパルと一体 16年整備

 2016年3月に仙台市の仙台駅東口に整備する大型商業施設について、JR東日本はエスパル仙台店本館と一体運営する方針を固めた。本館の増床と位置付け、連動性や差別化を考慮してテナントなどを選定する。
 商業施設の店舗面積は約9500平方メートルで、本館と合わせると約2万3100平方メートルになる。衣料や雑貨、飲食店をそろえる予定で、具体的な店舗はオープン1年前までに固める。小売店舗のほか子育て支援施設や医療機関の入居も想定する。
 エスパルはJR子会社の仙台ターミナルビル(仙台市)が運営する。同社は「駅という公共性の高い特性を生かした店づくりを目指したい」と説明している。エスパル以外の新たな施設名をつけるか否かについても検討している。
 商業施設は東西自由通路の拡幅と同時にことし3月に着工した。通路を挟む形で南棟(地上6階)、北棟(地下1階、地上4階)の2棟で構成される。北棟2階にはJR在来線の改札口も新設される。
 JRなどは08年6月、仙台駅北側に「エスパルⅡ」(店舗面積約2600平方メートル)も開館させている。

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