代走BRT、ホームイン 来月から気仙沼駅に乗り入れ

JR東日本は26日、東日本大震災で被災した気仙沼線で代替運行しているバス高速輸送システム(BRT)のうち、4月17日のダイヤ改正により宮城県内で唯一駅ホームに乗り入れる気仙沼駅を報道陣に公開した。同駅ホームでは、列車とバスが発着することになる。
 気仙沼駅の改修工事は昨年11月上旬に着工し、駅ホームの旧軌道を約80センチ盛り土して専用線を造った。専用線には横断通路を設置し、利用者は陸橋を通らずにホームを移動できる。
 大船渡線のBRTはこれまで通り、気仙沼駅の駅前広場を発着する。
 気仙沼駅を発着する気仙沼線と大船渡線のBRTには、新たに電気バス1台と、内装がカラフルな観光型バス2台も導入する。気仙沼BRT営業所(気仙沼市)の藤村伸一所長は「列車とBRTが駅でつながり、利用者の利便性向上が見込まれる。駅前の車の混雑緩和にも期待したい」と話した。

タイトルとURLをコピーしました