任天堂「あつまれ どうぶつの森」が米で首位獲得 「隔離生活の癒やし」と評価

米国の3月のゲームソフト販売本数で、任天堂のゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」が首位だったことが米NPDグループの調査で分かった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて外出が制限される中、ほのぼのとした内容が「隔離生活の癒やし」(米紙ウォールストリート・ジャーナル)と評価され、人気を集めた。

 3月のゲーム機やソフトなど米国全体の売上高は前年同月比35%増の16億ドル(約1700億円)と、2008年3月(18億ドル)以来、12年ぶりの大きさだった。

 「あつ森」は任天堂のゲーム機「ニンテンドースイッチ」向けで、日本や米国などで3月20日に発売された。英語名は「アニマルクロッシング・ニューホライズン」。ゲームは無人島に移住し、気ままな生活を送る内容。ゲームの世界で他のプレーヤーと交流できる。

 米メディアの関心も高く、米紙ニューヨーク・タイムズは「あつ森」に関するツイッターへの投稿が相次ぎ「多くの人が、(ゲームが)孤独と苦難の時代に安らぎと社会的つながりを提供していると称賛している」と紹介している。(共同)

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