【ロンドン共同】英・オランダの食品・家庭用品大手ユニリーバの幹部は、米交流サイトのフェイスブックや米ITグーグルなどが不適切なコンテンツに対する対応が不十分であれば、グーグルなどへの広告掲載の中止を検討すると語った。欧米メディアが12日、報じた。消費者の信頼を得られない可能性があるためという。
ユニリーバはソーシャルメディア上などの偽ニュースや差別、テロに関連する投稿を問題視。「社会の分断を招き、怒りや憎しみを助長させている」と指摘した。
同社は昨年、広告などのマーケティング費用として77億ユーロを支出。このうちデジタル広告は約3分の1を占めたという。