伊予銀行員が新型コロナ感染 愛南支店が休業

伊予銀行は2日、愛南支店(愛媛県愛南町)に勤務する40代の女性行員1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同行は同日、店舗内の消毒や代替要員確保のため同支店を臨時休業した。行員は高知市で感染が確認された30代女性と友人で、2月15日に大阪市内のライブハウスで行動を共にしていた。愛媛県内での感染者確認は初めて。 画像の拡大

新型コロナウイルスの行員の感染について説明する伊予銀の大塚岩男頭取(右)ら(2日、松山市)

愛媛県によると、女性行員は3月1日に県内の感染症指定医療機関へ入院し、2日に陽性の検査結果が判明した。発熱などの症状はなく、家族2人は陰性だった。

女性行員は2月17~20日、25~28日に出勤。支店内で数人の接客に当たった。同行は該当する顧客に連絡を取り、保健所などへの相談を勧めている。

伊予銀は同支店を3月2日臨時休業とし、消毒作業などの対策を取った。ATMコーナーは稼働させ、本部などからの代替要員が同コーナーで顧客対応した。3日から通常営業を再開する。

県は愛南支店に勤務する他の行員23人に対しても検査を実施し、全員の陰性を確認した。

県によると、感染が確認された女性行員は2月21~23日にも関東方面を旅行している。松山空港などを利用したが、公共交通機関ではマスクを着用していた。最近の海外渡航歴はないという。

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