県の試験場など4施設が日頃の成果を発表する参観デーが5日、宮城県大崎市古川大崎の県古川農業試験場で開かれる。試食コーナーには、県水産技術総合センター内水面水産試験場(大和町)が開発した巨大イワナ「伊達イワナ」のにぎりずしが初登場する。
今回使う伊達イワナは体長約50センチ、体重1キロと、通常のイワナの約2倍の大きさに育った2年物。受精卵をぬるま湯に15分間浸してから生育させる。全てメスになり卵を生まないため、体は大きく育ち、味がいいという。養殖なので生で食べられる。
内水面水産試験場は「白身で、ほどよく脂が乗っている。まだ流通していない」と話す。当日はにぎりずし1人2個を約100人分用意する予定で、午後1時15分ごろに提供。すし飯は古川農試が開発したコメ「東北194号」を使う。
試食コーナーでは、大豆の新品種「東北164号」の豆腐、小麦の新品種「あおばの恋」の温麺なども提供。稲刈り体験コーナー、子牛とのふれあいコーナー、農作物販売などもある。
入場無料。連絡先は、古川農業試験場0229(26)5100。