休暇分散化、国民からネットで意見募集 経産省・観光庁

 経済産業省と観光庁は21日、政府が進める大型連休の取得分散化をめぐり、インターネットを通じて国民から意見を募集すると発表した。22日~7月12日の間、同省が設置したホームーページ(http://open-meti.go.jp)で自由に投稿や議論ができる。
 同省が昨年10月から断続的に実施している意見募集ページ「アイディアボックス」を利用したもの。投稿者は「休暇分散化は効果があると思うか」「実施された場合、何をするか」「どんな地域分けで実施すべきか」など8項目の質問に答えるほか、自由にコメントを書き込む。集まった意見は、政府の観光立国推進本部で今後行う制度設計に生かされる見通し。
 政府は休暇をずらして繁忙期の大混雑を避けることで、観光産業の活性化を狙っている。18日に閣議決定した新成長戦略では、2013年までに分散化を本格実施し、20年までに約1兆円の需要を創出するとしている。

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