会津若松市と京都市が交流宣言 復興・風評克服を支援

 福島県会津若松市の室井照平市長と京都市の門川大作市長は20日、京都市東山区の高台寺で、観光分野を中心とした「相互交流宣言」に署名した。宣言に東日本大震災からの復興と風評被害の克服を盛り込んだ。
 幕末に会津藩主の松平容保が京都守護職になったほか、来年のNHK大河ドラマが同志社大を創立した新島襄の妻で会津若松市出身の八重を主人公にするなど、両市は縁がある。
 室井市長は地元の民芸玩具で、厄よけの置物「赤べこ」を門川京都市長に手渡した後、「震災と原発事故、風評被害で苦しんでいる。自立して復興への道を歩まなくてはならないと、宣言で受け止めた」と話した。門川市長は「息の長い支援を続けなければいけない」と強調した。
 室井市長は21日、同志社大を訪れ、地域社会の発展と人材交流を目指して包括協定を結ぶ。

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