週刊SPA!5月20日発売号では「家庭訪問 低収入な人の共通点」という特集を組んでいる。年収300万円以下にとどまっている人の家を訪問し、その共通項を探る企画だ。
すると、生活環境や背景は人それぞれなのだが、低収入者には所得が少ないだけの共通点があった。
まずは部屋だが、「節約になると思い、ウォーターサーバーの契約をしたけど、結局使ってない」(35歳・アパレル)や「ブラウン管テレビや未設置の液晶テレビが部屋のスペースを占領」(32歳・介護)など使わない(使えない)モノが多いことだ。
◆部屋の中の特徴
1位「捨てられない性分のため、使えない(使わない)モノで溢れる」
2位「トイレ、風呂、台所などの水周りが汚い」
3位「漫画、ゲーム、ギターなどの趣味系のアイテムが多い」
4位「ゴミをよく溜め込んでしまう(ゴミの日を把握していない)」
5位「古い家電を使い続ける、テレビはブラウン管のまま、など」
また、「汚いトイレでも慣れたら普通に用を足せる」(34歳・問屋)、「台所の水垢が貯まっても別に困らない」(37歳・放送)と水回りの汚さも大きな特徴のひとつ。
ファイナンシャルプランナーの平野厚雄氏も「一方、成功する人は水回りがキレイ」と言うように、決してオカルトではないのだ。放ったらかしでは良くても現状維持である。
「低収入を抜け出したいなら大きな変化が必要」とは、家計再生コンサルタントの横山光昭氏。掃除ひとつもできない人間に今後の収入アップは難しいだろう。
「靴や洋服を捨てられず、玄関に溜めてしまう」(39歳・自動車)と断捨離や整理整頓ができないのも論外だ。
もし自身が低収入で、かつ共通点の多くが当てはまる場合、今の状態でズルズル行く可能性が高い。この機会に自分を見つめなおそう。 <取材・文/週刊SPA!編集部>