住宅地で突然、石油湧き出す 住人困惑、新潟市が調査へ

【高見沢理恵、三木一哉】国内で数少ない石油産出地だった新潟市秋葉区の住宅地で、4月から、石油を含む泥水が湧き出し続けている。不純物が多くて資源活用は難しく、異臭を放つ「厄介者」。自力で回収を続けてきた住民は疲れ切っている。新潟市は22日、本格的な調査に乗り出した。
 同区滝谷町の60代男性が異変に気付いたのは4月27日夜。自宅敷地と、隣の空き地から、石油の臭いがする泥水が大量に湧き出していた。26年前に自宅を建てて初めてのことだった。
 その後も2日に3回ほどのペースで、1回につきドラム缶1本半ほどの泥水が湧出(ゆうしゅつ)。これまでに自宅脇で約50回、空き地では少なくとも80回は湧き出したという。

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